カギのまかせなさいのコラム

窃盗犯が最も狙いを定める家の特徴は、「お金持ちそうで留守であるか」という点です。長時間留守だとわかっている家に侵入すれば、窃盗犯は室内をゆっくり物色できるからです。そこで今回は、長い間家を留守にする場合、空き巣被害に遭わないためにできる対策をご紹介します。

留守だと見抜かれないためには、在宅を装う対策や外出時の工夫が必要です。

夜間はタイマー式のテレビや照明を利用したり、昼間は防犯フィルムや補助錠などの防犯対策を施した上で雨戸やカーテンを開けたりなど、家に人がいるような工夫を心がけましょう。新聞を購読している場合は、留守中の配達を止めてもらうように、郵便物も局留めにしてもらうようにしておくと安心です。

電話は、携帯電話に転送していつでも応答できるようにしておくと良いでしょう。また、迷惑電話対策として、名前と用件を先に録音するアナウンスを留守番電話に設定しておくと、在宅か不在なのかが分かりにくくなります。

SNSに投稿する場合は、位置情報がわかる画像や内容を入れないようにしましょう。自宅が特定できる画像や投稿を避け、旅行については帰宅後に投稿するのが望ましいです。

ただし、インターホンの応答で在宅を装うことはできません。そのため、いかにしてインターホンを押させないようにするかが空き巣防止のカギとなります。例えば、録画ができるインターホンを導入したり、「録画中」のステッカーを貼ったりするだけでもある程度の犯罪抑止力になるはずです。